年末恒例の、音楽家大忘年会に今年も参加しました。一度にこんなにたくさんの同業者とお話しできる機会はそうそうないので、今回もここでしか聞けないようなお話を聞かせてもらったり、新しい出会いもあったりと、有意義な時間を過ごさせていただきました。
今日で私のお仕事の方も最終日でした。皆さま、どうぞよいお年をお迎え下さいませ。
ピアニスト新妻友機 オフィシャルウェブサイト
国立ヴィオレホールにて、おかげさまで大盛況の中、今年最後のリサイタルであるクリスマスコンサートが無事に終演致しました。
今回はクリスマスに関係ある曲をメインにプログラムを組んだので、普段のリサイタルで取り上げない曲ばかり。こんなに新曲ばかりだったのはかなり久しぶりのことなので、いつもとは違った緊張感がありました。今回のプログラムで弾き慣れているのはおそらくドビュッシーの月の光だけだったと思うのですが、月の光を弾いている時だけ実家のような安心感でした。笑
生徒さんと話していると、どうしても本番になると思うように弾けない、という悩みを相談されることが数え切れないくらいあって、それはもうなんというか完全に解決できる問題ではないから上手いこと付き合っていくしかないとは思っているのですが、ただ、やはり20回も30回もステージで弾いた曲はどんなときでも安心して弾けることがよーく分かったので、結局はその曲をいかに弾き込んで、かつ何度も本番を経験するかに尽きるのかな、と実体験を伴った意見を言えるようになったのはよかったです。
とにもかくにも、新曲オンパレードでも何とかまとめあげることができたのは大きな収穫でした。これからも恐れずに新たな世界を切り拓いていきたいです。