菰野ピアノ歴史館

三重県の菰野ピアノ歴史館でリサイタルをさせていただきました。
40年前から収集してきた歴史的なピアノの数々を、近年になって一般開放することにしたそうです。年代物の珍しい楽器などたくさんあり、試奏もさせてもらえて、館長さんのこだわりを随所に感じる興味深い施設でした。特にコンサートで使用したハンブルクスタインウェイは、昔アルゲリッチらも録音に使用した楽器ということで、驚くほど素晴らしい響きとタッチでした。職員の方が「思いのほか素直で弾きやすいですよね、私も大好きなんです」と仰っていましたが、本当にそんな感じで、世界の超一流ピアニストたちに愛されてきたのも納得でした。
先月末にはお教室の発表会もあったのですが、ここのところずっと、ストレスによる体調不良と風邪と花粉症と喘息を併発しているような状態で笑、特に先週は一曲弾き終える前に力尽きてしまうくらい弱っていたのですが、ギリギリ回復の兆しが見えてきたところで本番に臨むことができてよかったです。満席のあたたかいお客様に囲まれて、無事に1時間半のプログラムを完走することができ、ホッとしています。
今回呼んで下さった主催者の加藤さんは、事前準備からアフターケアに至るまでの全て、細やかで素晴らしいサポートをして下さって、大変感謝しております。ご友人の方々も素敵な方ばかりで、初対面なのに演奏直前のメンタルケアにまで気を回していただきました笑。あのような万全の態勢で本番に臨むのは、地元の東京でもなかなかできることではないので、本当に有り難かったです。改めまして、加藤さんをはじめ関係者の皆様、ご来場下さった皆様、どうもありがとうございました!