麻布からの友人である柳澤くんが団長となって立ち上げた新しいオーケストラ、東京バロック管弦楽団の設立記念コンサートを聴きに行って参りました。バロック音楽ばかりをレパートリーとするオケということで、なかなか珍しいのではないでしょうか。
バロック音楽というとやはり一般にはそんなに浸透していないことを踏まえてか、演奏の合間にナビゲーターの方がバロック音楽に関するお話しをして下さったり、プログラムに当時のヨーロッパの地図を載せて、今回の演奏会をタイムスリップ欧州ツアーに見立ててみたりと、とても親しみやすいコンサートになっていました。
私自身、バッハ以前のバロック音楽にはほとんど馴染みがなかったのですが、そんなことをすっかり忘れてしまうくらい、最初から最後まで心から楽しませていただきました。個々の高い技術、アンサンブルの調和、速いテンポでも遅いテンポでもまったく乱れない安定感、どれもが素晴らしく、レベルの高さにただただ驚くばかりでした。本当に素晴らしい。
柳澤くんが運営に携わっているということで、私が部長、彼が副部長兼会計として、二人で必死に音楽部を盛り立てていた高校時代を思い出してしまいました。麻布から届く冊子に部活動の報告の欄があるのですが、我々が立ち上げたコンサートがいまだに定期演奏会として続いていることを知ることができて、温かい気持ちにさせてくれます。
一つのオケを作り上げて運営するということは本当に大変なことだったと思います。ひとまずおつかれさまでした。今後のますますの活躍を期待しています！
新オケの設立と演奏会の成功をお祝いして贈ったお花、綺麗に生けてくれました。こうやって見せてくれると、こちらも嬉しいものですね。
本当におめでとう！
