TIAAヌーベルバーグ2015

もうすっかり初夏のような気候ですね。昼間に外を歩いていると汗がにじんでしまいます。
さて、演奏会のお知らせです。気付けば本番まで一ヶ月を切ってしまいました。

■2015/5/23(土) 18:30開演(18:00開場)
会場:日暮里サニーホール
TIAA Concerto ヌーベルバーグ2015

◆出演
指揮 スティーヴェン・ドミニク・エレリ
ソリスト 新妻友機 他
東京国際芸術協会管弦楽団

◆プログラム
グリーグ ピアノ協奏曲イ短調 他

◆チケット
前売り4,000円 当日4,500円 全席自由

◆主催
東京国際芸術協会

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今回はTIAA管弦楽団の皆さんとグリーグのピアノコンチェルトを共演させていただきます。他にもたくさんの有名なコンチェルトが一度に聞ける、なかなか無い公演だと思います。ご都合よろしければぜひいらっしゃってください!
チケット等のお問い合わせはcontactのページより承っております!

また、公演に先立ちまして、私のインタビューが「Vivace 5月号」に掲載されました。
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こちらにも記事を引用させていただきます!

(Vivace 2015 5月号 vol.95
TIAA協奏曲ヌーベルバーグ ソリストインタビュー
「新しき波」より)

―今回のコンサートに向けての抱負を教えてください。
 このたびはTIAA管弦楽団の皆様との共演の機会を頂けたこと、とても嬉しく思っております。お客様一人ひとりの心に届く演奏ができるよう、精一杯がんばります。

―あなたにとって音楽とは何ですか。
 私にとって音楽はある種の言葉のようなものです。世の中にはどんな言語でも語ることのできないものがたくさんあって、そんなとき私は音楽の力を借りて、語り得ぬ何物かを表現しようとします。以前、「正しい」演奏とはどのようなものか悩み袋小路に迷い込んでしまったことがあったのですが、そんなものはないんだ、もっと自分自身の言葉で歌っていいんだ、と気付いたとき、私はようやく自由になることができました。

―ご自身の演奏される曲の聴き所などを教えてください。
 グリーグはノルウェーを代表する作曲家で、このピアノ協奏曲は彼の最高傑作として広く親しまれています。本作にはシューマンの影響が強く見られ、ドイツの伝統的でアカデミックな書法に準拠していながら、北欧の民族的な響きや彼の天性の叙情性が色濃く発現しており、それらが極めて高い水準で見事に融合していることに本作の魅力があります。北欧の大地やフィヨルドを思わせる壮大な部分と、静謐の中でノスタルジックに歌われる内面的な部分との対比を楽しんでいただけたらと思います。